■立皇嗣の礼立皇嗣宣明の儀及び朝見の儀
11月8日午前11時立皇嗣宣明の儀を、同午後4時30分朝見の儀をそれぞれ宮中において行われた。
立皇嗣宣明の儀における天皇陛下のおことば、皇嗣殿下のおことば及び内閣総理大臣の寿詞は、次のとおりである。
◯天皇陛下のおことば
本日ここに、立皇嗣宣明の儀を行い、皇室典範の定めるところにより文仁親王が皇嗣であることを、広く内外に宣明します。
◯皇嗣殿下のおことば
立皇嗣宣明の儀をあげていただき、誠に畏れ多いことでございます。
皇嗣としての責務に深く思いを致し、務めを果たしてまいりたく存じます。
◯寿詞
謹んで申し上げます。
天皇陛下には、本日ここに立皇嗣宣明の儀を挙行され、文仁親王殿下が皇嗣であることを内外に宣明されました。
一同心からお祝い申し上げます。
皇嗣殿下は、妃殿下とともに、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下をお支えになられ、被災地御訪問や国際親善をはじめ、皇室の御活動に真摯に取り組まれてこられました。
国民は、こうした御活動を通じて、両殿下が人々に親しく接せられるお姿に敬愛の念を抱いており、こうして立皇嗣の礼が挙行されますことは、こぞって喜びとするところであります。
ここに改めて皇室の一層の御繁栄をお祈り申し上げます。
2020年11月12日 官報第372号